落差工の構造の違いが空石積み護岸の裏込め材吸出しに与える影響に関する基礎的研究

書誌事項

タイトル別名
  • INFLUENCE OF STRUCTURAL DIFFERENCE IN DROP-OFF WORKS ON THE SUCTION OUT PHENOMENON OF BACKFILL MATERIAL FROM DRY MASONRY REVETMENTS

説明

<p> 空石積み護岸は伝統的な石積み技術が用いられた護岸であり,近年価値が見直されている技術である.しかし,空石積み護岸の強度に関する知見が少ない等の理由から護岸工法として採用されにくいという現状がある.本研究は,空石積み護岸の被災要因の一つである,護岸内部の裏込め材の吸出しに着目し,落差工が吸出しに与えるメカニズムを明らかにし,さらにそのメカニズムが,落差工の構造の違いによってどのように変化するかを明らかにすることを目的とした基礎的研究である.結果として,裏込め材の吸出しは縦断方向に生じる急激な圧力変化によって生じ,落差工の構造によって吸出しの起きやすさは異なること,吸出しは護岸近傍の流速が最大となる地点付近で活発に起こること,石畳堰は吸出しを起こしにくい構造であることが明らかとなった.</p>

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参考文献 (7)*注記

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