後庭花 : 明末清初のポルノグラフィーにおける男色の表象

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書誌事項

タイトル別名
  • Flowers of the Rear Garden : Representation of Male Homosexuality in Pornography of the Late Ming and Early Qing Dynasties

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説明

明清時期のポルノグラフィーにおいて，「後庭花」は男色の隠語として多用されていた。しかし，具体的に「肛門」または「肛門交」なる行為を指すこの語彙は，必ずしも男性に限って用いられるものではない。小論は明末清初に刊行されたポルノグラフィーの作品群を取り上げ，「後庭花」を手がかりに，肛門交に関する描写に注目し，作品における異なるアプローチを分析し，男色の扱われ方を考察する。後半では，清代初期の刊行と想定される二つの小説『桃花影』と『春灯鬧』を取り上げ，そのやや特殊な男色の描き方を緻密に読み解き，男色描写がいかにジェンダーの越境と抑圧につながるのかについて考察する。

収録刊行物

  • 研究論集

    研究論集 24 115-136, 2025-01-24

    北海道大学大学院文学院

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390303321512618496
  • DOI
    10.14943/rjgshhs.24.l115
  • HANDLE
    2115/94029
  • ISSN
    24352799
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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