書誌事項
- タイトル別名
-
- Relationship between reasons for not undergoing cervical cancer screening and the intention to undergo screening in the future among nursing university students in Japan
この論文をさがす
説明
<p>抄 録 目的:本研究は,女子看護大学生を対象とし,子宮頸がん検診未受診理由と今後の受診意向の関連を明らかにすることを目的とした.</p><p>方法:地方都市にあるA大学に在籍している1年生から4年生の女子看護大学生を対象に,2023年9月から10月にMicrosoft Formsを用いて質問紙調査を実施した.本研究は倫理審査委員会の承認を受け対象者の同意を得て実施した.</p><p>結果:233名を分析対象とした(有効回答率82.3%).子宮頸がんと検診に関する知識数は1年生より2年生,3年生,4年生のほうが有意に多かった (p=0.001,p<0.001,p<0.001).子宮頸がん検診対象者である20歳以上の学生(n=148)の受診率は18.2%で,3年生以上の学生(n=115)では22.6%であった.子宮頸がん検診受診歴がない者のうち,今後も受診しない群 (n=43,35.5%) は,今後は受診したい群 (n=78,64.5%) よりも「出血しそうだから」と思う者の割合が有意に高く (p=0.04),「若い自分には無関係だと思うから」と思う者の割合が有意に高かった (p=0.02).</p><p>結論:子宮頸がん検診の啓発においては,プレコンセプションケアを念頭に,将来の子宮頸がん罹患リスクを我が事として捉えられるよう啓発すること,検査時や検査後の出血に関する情報や出血した際の対処法にも焦点をあてて現行のリーフレット内容を拡充し出血に対する予期不安を和らげることの重要性が示唆された.また,検診対象者とその母親に対するスマートフォンを活用した継続的な働きかけや,多忙な中でも受診しやすい検診提供体制の更なる拡充が必要であると思われる.</p>
収録刊行物
-
- The Journal of Nursing Investigation
-
The Journal of Nursing Investigation 22 (2), 11-21, 2025
国立大学法人 徳島大学医学部
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390303395626239488
-
- ISSN
- 24342238
- 13483722
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可