IT産業で働くシステムエンジニアがメンタルヘルス不調をきっかけに休職に至るまでのプロセス

書誌事項

タイトル別名
  • Processes Leading to Software Developers Taking Long-term Leave from IT Work Due to Mental Health Issues
  • IT サンギョウ デ ハタラク システム エンジニア ガ メンタル ヘルス フチョウ オ キッカケ ニ キュウショク ニ イタル マデ ノ プロセス

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説明

<p> 目的:本研究はIT産業で働くシステムエンジニアの社員が、メンタルヘルスの不調をきっかけに休職に至るまでのプロセスを明らかにし、メンタルヘルス不調者の早期対応・予防につながる支援の手がかりを得ることを目的とした。対象と方法:IT産業で働くシステムエンジニアで、メンタルヘルス疾患で1カ月以上休職し、復職をした社員7名へ半構成的面接調査を実施し、グラウンデット・セオリー・アプローチに準じた手順で分析を行なった。結果:分析の結果、3つの上位カテゴリー《繋がっているが孤独な関係性》《問題を抱え込み自分を追い詰める》《自らを閉じ込める》が生成され、思考がシャットダウンして休職に至るプロセスが明らかになった。結論:予防として重要なことは孤立させない支援であり、産業保健スタッフは各時期において、職場メンバーと連携し、関係性のこじれや孤立感を早期にキャッチし、相談対応を行うことが必要であることが示唆された。</p>

収録刊行物

  • 医療看護研究

    医療看護研究 14 (1), 20-29, 2017

    学校法人 順天堂大学医療看護学部

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