書誌事項
- タイトル別名
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- Subsurface Pleistocene chronostratigraphy in the coastal area of the southeastern Tokushima Plain, southwestern Japan
説明
<p>徳島平野地下に分布する更新統は,堆積盆の発達史を解明する上で重要な鍵層となるが,その年代や堆積環境については明らかになっていない.本稿では,テフラ,泥質堆積物の懸濁液の電気伝導度(EC)およびpH分析,珪藻化石,花粉化石を用いることで,徳島平野南東部沿岸地域における地下更新統の汽水~海成層を認定し,年代層序を構築した.既存ボーリングコア試料から見出した4枚のテフラをG9L,鳴尾浜IV(Nh-IV),加久藤(Kkt),阿多鳥浜(Ata-Th)テフラに対比した.また,EC,珪藻化石,花粉化石層序に基づき,海洋酸素同位体ステージ(MIS)11~5eの高海水準期に相当する5枚の汽水~海成層を認定した.MIS 11,9,5eに相当する海成層は平野北部からも報告されており,徳島平野で広く追跡できると考えられる.</p>
収録刊行物
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- 地質学雑誌
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地質学雑誌 131 (1), 11-30, 2025-03-27
一般社団法人 日本地質学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390303642009045504
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- ISSN
- 13499963
- 00167630
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可