小学校外国語の授業における児童の英語でのやり取りを促す要因について

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タイトル別名
  • Factors Encouraging Children to Interact in English in an Elementary School Foreign Language Class
  • ショウガッコウ ガイコクゴ ノ ジュギョウ ニオケル ジドウ ノ エイゴ デノ ヤリトリ オ ウナガス ヨウイン ニツイテ

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説明

2020年度に小学校において外国語が教科化され,今年で4年を迎える。小学校学習指導要領では,「話すこと[やり取り]」が新たに指導すべき領域として追加され,多様な実践が行われる中で,児童の即興的な英語によるやり取りをどのように引き出すかについて,多くの教師が試行錯誤を重ねている。しかしながら,小学校の外国語授業において児童の英語でのやり取りを促進する指導のあり方を明らかにする研究は,まだ十分ではない。そこで,本研究は,どのような指導が児童の英語でのやり取りを促進するのか,その要因を明らかにすることを目的とする。本研究では,ある公立小学校で提案授業を実施した英語専科教師1名を対象に,非構造化面接を用いてデータを収集し,質的なテーマ分析を行った。その結果,小学校外国語授業における児童の英語でのやり取りを促進する要因として,即興的なやり取りの機会,やり取りの必然性,言語活動と中間指導,単元計画,ALTの協力,ICTの活用,学級づくりが,深く関連している可能性が示唆された。

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