九州大学北海道演習林のカラマツ造林地におけるカラマツハラアカハバチ被害 : 2014 年から2023 年までの調査結果

書誌事項

タイトル別名
  • Damage by larch sawfly to larch plantation in the Ashoro Research Forest, Kyushu University:Results of survey from 2014 to 2023

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説明

九州大学北海道演習林のカラマツ造林地において,食葉性害虫であるカラマツハラアカハバチの被害が 2012 年に初めて確認された。これを受けて 2014 年から 2023 年にかけて被害の程度の調査を実施した。調査の結果,被害は 2014 年から 2022 年まで確認され 2023 年に終息したと考えられた。被害は 2019 年まで広範囲で発生し,2021 年以降は被害面積が減少した。調査期間の 10 年間でカラマツ造林地のほぼ全域で被害が確認された。本演習林の被害の発生と終息は近年の北海道の被害分布状況と同様の傾向を示した。また被害発生の期間は過去の報告事例に類似した。本調査ではハバチ被害の木材への影響などは把握できなかった。今後も継続して被害状況の調査を実施し,被害パターンや被害要因ならびに木材への影響などの解析に資するデータの蓄積を行う予定である。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390303932790469376
  • NII書誌ID
    AN00055178
  • DOI
    10.15017/7344038
  • HANDLE
    2324/7344038
  • ISSN
    04530284
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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