短時間リハビリルーム『つなぐ』の現状と今後の課題

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要 旨:【目的】当院は短時間リハビリルームつなぐ(以下,つなぐ)を2017年に開設した.利用者の特徴や運動機能の変化からつなぐの現状,利用修了の要因,今後の課題を検討した.【対象・方法】2017 年6 月~2022 年12 月のつなぐ利用登録者は203 名であった.このうち入院・死亡で中断,データ不足の46名を除外し,157名(平均年齢77.2±9.3歳)を対象とした.2022年度末の利用状況で継続群(84名),修了群(73名)に群分けした.さらに修了群を転帰先で完全修了群(38 名),デイ移行群(35 名)に群分けし,利用者背景,利用期間や運動機能を比較検討した.【結果】要支援者,運動器疾患者,認知機能正常者は,短期間で運動機能の改善を認め,完全修了に至る可能性が示唆された.【考察】つなぐ利用者の背景,運動機能の改善度から,個々に適した目標を立案し,社会復帰および次の受け皿へとつながる可能性が示唆された.

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