駿河湾から得られた北限記録の魚類3種とその分布特性

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タイトル別名
  • Northernmost Records of Three Fish Species from Suruga Bay, Japan, with Notes on Distributional Implications for these Species
  • スルガワン カラ エラレタ ホクゲン キロク ノ ギョルイ 3シュ ト ソノ ブンプ トクセイ

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説明

ツマグロアオメエソ(ヒメ目アオメエソ科)およびイトヒキヒメ(ヒメ目ヒメ科)、ルソンベニテグリ(スズキ目ネズッポ科)の標本が駿河湾からそれぞれ1 個体ずつ得られた。これらはいずれも同湾における初記録であり、かつその種の分布の北限記録となる。日本近海ではこれら3 種は大陸棚の縁辺あるいは斜面上部に生息するが、南日本では黒潮流路に沿って連続的に分布することから、多くの浅海性魚類と同様に、その分散には黒潮が関係していることが示唆された。

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