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- 髙橋 亜希子
- 南山大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Research and Issues in School Psychology:
- The Necessity of Focusing on a Teacher’s Practical Thinking in Student Guidance
- ――生徒指導における教師の実践的思考に焦点を当てる必要性――
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説明
<p> 本稿は,主として2017年7月から2018年6月までに日本で発表された学校心理学に関する研究の動向を捉え,今後の学校心理学分野についての展望を論じるものである。教師も多忙化の中で生徒指導に関する課題を抱え,教師自身もメンタルヘルス等の問題を抱えている。そこで,本稿では,学校心理学がこれからの子ども支援・生徒指導に対して寄与できる可能性の検討をテーマとし,①学校教育の中での生徒指導の位置づけと,教師が担ってきた役割の検討,②日本教育心理学会第60回総会における学校心理学部門の発表の動向の検討,③研究論文による学校心理学の研究動向の検討,を行った。その結果,生徒指導をめぐる多くの課題が取り扱われ,多様な心理教育・予防教育プログラムが開発される一方,教職員の多忙により,学校の研究協力や心理教育プログラムの実施が困難になっていること,教師やカウンセラーなどの支援の在り方,子どもとの相互作用に関する研究が限られ,支援の意味の検討までには至る研究はなかったことである。そのため,生徒指導における教師の実践的思考に焦点を当てる必要性を提起し,該当する研究・実践の提案を行った。</p>
収録刊行物
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- 教育心理学年報
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教育心理学年報 58 (0), 102-118, 2019-03-30
一般社団法人 日本教育心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564227301112576
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- NII論文ID
- 130007704325
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- ISSN
- 21863091
- 04529650
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可