バングラデシュロヒンギャ難民キャンプ地帯における水源とその利用

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タイトル別名
  • Water source and use in the Rohingya refugee camps, Bangladesh

抄録

<p>バングラデシュのテクナフ半島は,年間降水量が3500〜4000mmに及ぶにも関わらず,気候や地形・地質等の自然的条件により,季節的な水不足に見舞われてきた.さらに,この地域では1978年以降から間歇的にロヒンギャ難民(以下,難民)の流入が起こり,特に2017年8月の70万人を超える難民流入以降,水不足はいっそう深刻な問題となっている.本研究は,レダ一時キャンプ,ノヤパラ拡張キャンプとそれらの周辺地域に居住する難民及び住民を対象として,2019年2〜3月(乾季)に,質問紙を用いて水利用に関する対面式のインタビューを行った.インタビューを実施したのは,レダ一時キャンプの難民24世帯,周辺地域の住民24世帯,ノヤパラ拡張キャンプの難民25世帯,周辺地域の住民25世帯である.本発表では,この調査結果をもとに,水源の種類と利用,またその変化についてまとめ,今後の水資源開発と持続的な管理・利用に向けて,どのような対策や配慮が必要かを検討する.なお,2019年8月には上記のサンプル世帯に雨季の水利用についてインタビューを行い,現在利用されている水源の水質調査を行う予定である.本発表では,その成果についても触れたいと考えている.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564227305847680
  • NII論文ID
    130007710981
  • DOI
    10.14866/ajg.2019a.0_39
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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