開発ミクロ実証経済学は実験系論文に寄せられる課題を解消しているか?

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タイトル別名
  • How Far Have We Come in Coping with Criticisms of Experimental Research Approaches?
  • 開発ミクロ実証経済学は実験系論文に寄せられる課題を解消しているか? : 開発経済学ジャーナルのシステマティックレビューを基に
  • カイハツ ミクロ ジッショウ ケイザイガク ワ ジッケンケイ ロンブン ニ ヨセラレル カダイ オ カイショウ シテ イル カ? : カイハツ ケイザイガク ジャーナル ノ システマティックレビュー オ モト ニ
  • A Systematic Review of Recent Empirical Papers in Development Economics
  • 開発経済学ジャーナルのシステマティックレビューを基に

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説明

<p>近年開発経済学の研究では,RCTや疑似実験手法を用いた研究が盛んに行われているが,このような実験手法を用いた研究には長年議論が交わされている.本研究は2010年,2013年,2016~2018年3月に開発経済学の4大有力誌に掲載された1,497本の内,422本のすべての実験系論文を対象にシステマティックレビューを行い,実験系論文が受けてきた批判への対処について考察した.その結果,トピックが多様化し,アウトカム指標に客観的計測を用いる等の改善はあるが,外的妥当性や因果関係のメカニズム解明には課題が残ることが判明した.今後,RCTに関するガイドラインの制定や実験系論文のデータやデザインを共有するための環境整備等,学術界での取り組みが期待される.</p>

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