スピン流を用いた熱電変換素子開発の動向

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タイトル別名
  • Development of a spin-current driven thermoelectric conversion device
  • スピンリュウ オ モチイタ ネツデンヘンカン ソシ カイハツ ノ ドウコウ

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抄録

<p>スピンゼーベック効果(SSE)や異常ネルンスト効果(ANE)など,磁性が関わる熱電効果についての報告が近年増えている.それらの材料が示す熱電性能指数や変換効率は,現状では実用化に及ばない値であるが,素子特性はまだまだ限界には達しておらず,新しい材料の発見によって大きな進展を遂げると考えている.本稿では,SSEを応用した熱電変換素子の開発に向けたガーネット磁性体の材料依存性評価,磁性体‐金属界面の最適化,コンビナトリアル型の合金材料の探索の取り組み,さらに多量の実験・計算データを扱ううえで,データ主導の解析アプローチの必要性が生じている現状について紹介する.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 87 (1), 11-15, 2018-01-10

    公益社団法人 応用物理学会

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