高齢心疾患患者に対する連携の現状と課題

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  • A study on the current state and challenges of collaboration for support to older people with heart disease requiring long-term care
  • コウレイシン シッカン カンジャ ニ タイスル レンケイ ノ ゲンジョウ ト カダイ

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抄録

【目的】高齢心疾患患者に対する医療機関の専門職と在宅ケアに関わる介護支援専門員の在宅生活における連携の意識を調査することを目的とした。 【方法】高齢心疾患患者に対する医療機関内の専門職の意見を自記式質問紙調査,在宅ケアに関わる6年以上の経験を有する介護支援専門員11名に,質問紙に基づくインタビュー調査をした。双方の意見を比較検討した。 【結果】医療機関の専門職への質問紙は90枚配布し,78枚が回収された(回収率86.7%)。医療機関の専門職が退院時に介護支援専門員に伝えたい情報は,ADL,服薬管理,栄養管理,必要なケア,運動,家族,認識度,負荷,リスクであった。介護支援専門員は地域支援上での注目点を,疾患,ADL,家族関係,緊急時の対応をあげていた。 【結論】両者の意識に大きな差異はなかった。両者の連携を良くするために,医療機関から介護支援専門員向けの研修会の企画,情報シートなどの取り組みが有用である可能性が考えられた。

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