化学療法・放射線療法と運動療法

書誌事項

タイトル別名
  • Physical Exercise during Radiation and Chemotherapy
  • カガク リョウホウ ・ ホウシャセン リョウホウ ト ウンドウ リョウホウ

この論文をさがす

抄録

<p>悪性脳腫瘍患者に対する運動療法は,化学療法,放射線療法に伴う治療関連有害事象(treatment-related adverse event:TRAE)を踏まえて実施する必要がある.さらに,腫瘍そのものによって生じる中枢神経症状やがん関連倦怠感(cancer-related fatigue:CRF)も活動を制限する因子となり,廃用症候群を予防するためにも,運動療法による生活機能の維持,向上が求められる.一部のがんでは,低強度,短時間,高頻度での運動療法の有効性が示されているが,脳腫瘍においては運動麻痺や高次脳機能障害などを伴うことから,一律に実施することは難しい.負荷量を調整しながら個別に対応することが課題となる.</p>

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ