地震動の水平成分の軸回転が振幅・継続時間特性に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Rotation of Orientation on Amplitude and Duration Measures of Two Horizontal Components of Ground Motions

抄録

<p>水平2成分の地震動の加速度波形について,軸を回転させて得られる成分の波形を用いて,振幅特性と継続時間に与える回転角の影響について検証した.軸を0°~180°の範囲で回転させ,振幅特性(最大加速度およびトータルパワー)および3種の継続時間(Significant,Bracketed,Uniform)を評価対象として,2011年東北地方太平洋沖地震における加速度記録を用いた評価事例を示した.最大加速度およびトータルパワーはそれぞれ区分的および完全な三角関数で表されること,Significant継続時間はトータルパワーと負相関の三角関数に近いこと,BracketedおよびUniform継続時間は不規則な傾向を示すことを明らかにした.さらに,各指標の最大値および最小値の50%パーセンタイル値に対する比率の頻度分布や,それらを与える回転角を求め,指標間の相互関係に見られる特性を明らかにした.</p>

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