(05)ソフトローとしてのCSR国際規格のエンフォースメントとその有効性

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  • ──ステークホルダー・エンゲージメントの課題把握に向けて──

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<p>本稿は,ハードローおよびソフトローによるCSR情報の開示フレームワークの世界動向を視野に入れ,とりわけソフトローとしてのCSR国際規格(国連グローバル・コンパクト,OECD多国籍企業ガイドライン,ISO26000等)の有効性を検討することが目的である。その際,多様なCSR国際規格の類型を踏まえた上で,情報開示を促すためのエンフォースメントの仕組みについての現状を明らかにする。その上で情報開示の意義を考える視点として,個々のCSR国際規格のエンフォースメントの達成についての検討として,ISO26000とCDPの現状評価を行う。次いで,開示情報を利用する側のステークホルダーとして,株主やNGOの対応に注目し,企業とステークホルダーのエンゲージメント活動の課題把握について検討する。結論として,投資家を含めた社会の側の作用が企業情報開示の意義や有効性を問う上での要であり,社会の側のモニタリング能力の向上がこれからの企業と社会の関係を考えていく上での重要課題であることを述べた。</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390564227317655424
  • NII Article ID
    130007722850
  • DOI
    10.24472/abjaba.86.0_f5-1
  • ISSN
    24242047
    24322237
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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