ICT浚渫工(港湾)における適正な取得点密度の検討

  • 鈴木 達典
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 港湾研究部 港湾施工システム・保全研究室
  • 井山 繁
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 港湾研究部 港湾施工システム・保全研究室
  • 坂田 憲治
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 港湾研究部 港湾施工システム・保全研究室
  • 村田 恵
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 港湾研究部 港湾施工システム・保全研究室
  • 吉田 英治
    元国土交通省 国土技術政策総合研究所 港湾研究部 港湾施工システム・保全研究室 現 若築建設(株)東京本社 建設事業部門 土木部

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON PROPER ACQUISITION POINT DENSITY FOR “ICT DREDGING” (HARBOR CONSTRUCTION)

抄録

<p> 港湾分野でのICT浚渫工(港湾)は,国土交通省が推進するi-Construction施策のひとつであるICTを全面的に活用する浚渫工事であり,主にマルチビーム測深を用いて実施されている.マルチビーム測深は海域を面的に捕捉できるため,シングルビーム測深に比べ測深すべき海域の未測域が少なく,土量も従前の平均断面法に比べ正確に算出可能となり品質は向上した.一方で現在運用されているマルチビーム測深ではシングルビーム測深に比べ,測深作業やデータ処理等にかかる時間,費用等に関し,生産性向上が達成されたとは言えない状況である.これらを踏まえ,平成29年に整備されたマルチビーム測深の基準類の改定が平成30年に行われたが,依然として同様の問題が引き続き発生している.本検討は,マルチビーム測深での取得点密度等の基準の適正化による生産性向上に向けた提案を行うものである.</p>

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