ICT浚渫工 土量計算方法の「カイゼン」に向けた検討

  • 吉田 英治
    元 国土交通省 国土技術政策総合研究所 港湾研究部 現 若築建設(株)東京本社 建設事業部門 土木部
  • 井山 繁
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 港湾研究部

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON SOIL VOLUME CALCULATION METHOD OF ICT DREDGING FOR "KAIZEN"

抄録

<p> 国土交通省は,生産性向上を図るi-Constructionを推進し,港湾分野では,一連の建設生産プロセスに3次元点群データを使用するICTを取り入れたICT浚渫工を導入している.2017年度のICT浚渫工の開始にあたり,モデル工事を実施し,諸課題を検討のうえ基準類を整備している.「3次元データを用いた港湾工事数量算出要領(浚渫工編)」はそのひとつで,3次元点群データを用いた浚渫土量の計算方法を定めている.ICT浚渫工の試行において,複雑な現場条件では数量に相違が生じる可能性があるとの指摘があったが,3次元点群データを用いた浚渫土量の計算方法は, 複雑な現場条件が反映される方法となっていない部分がある.本稿では,ICT浚渫工の基準類の「カイゼン」として,3次元点群データを活用し,複雑な現場条件における浚渫土量の計算を適正に行う方法について検討した.</p>

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