コイル塞栓術とクリッピング術を併用して治療した破裂paraclinoid動脈瘤の2例

書誌事項

タイトル別名
  • Two Cases of Ruptured Paraclinoid Aneurysm Treated with Coiling and Clipping
  • 症例 コイル塞栓術とクリッピング術を併用して治療した破裂paraclinoid動脈瘤の2例
  • ショウレイ コイル ソクセンジュツ ト クリッピングジュツ オ ヘイヨウ シテ チリョウ シタ ハレツ paraclinoid ドウミャクリュウ ノ 2レイ

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説明

<p> 破裂paraclinoid動脈瘤には直達術,もしくは血管内手術のみでの安全な根治が困難な症例が存在する.例えば広頚瘤であり,それらに対して開頭術と血管内手術を併用して治療するcombined therapyが行われてきており,治療成績向上に寄与することを示唆する論文が散見される.最近当施設でcombined therapyで治療し,良好な成績を得たので報告する.症例1は62歳女性で,広頚の破裂paraclinoid動脈瘤に対し開頭術によるneck plastyを行った後に瘤内塞栓を急性期に一期的に行った.症例2はpoor gradeで発症した破裂paraclinoid動脈瘤によるくも膜下出血の36歳女性で,急性期に低侵襲なコイル塞栓を行い,意識レベル改善後に開頭クリッピング術を行った.当科の経験から,combined therapyが開頭術と血管内手術の潜在的リスクを軽減できる可能性について文献的考察を加えた.</p>

収録刊行物

  • NEUROSURGICAL EMERGENCY

    NEUROSURGICAL EMERGENCY 24 (2), 201-206, 2019

    特定非営利活動法人 日本脳神経外科救急学会 Neurosurgical Emergency

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