書誌事項
- タイトル別名
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- Development of a Chinese Version of the "Autism-Spectrum Quotient (AQ)"
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説明
<p>本研究は,臨床例から理論的に導かれたBaron-Cohenら(2001)の5つの下位尺度からなる「自閉症スペクトラム指数(AQ)」モデルと因子分析から導かれたLau,Gauら(2013)の5因子のAQモデルのいずれが適切であるかを,中国語翻訳版を作成して,355名の中国人健常者に実施し,確認的因子分析のモデル適合度指標で比較検討した.いずれのモデルも,本研究のデータと合致した適切な指標を示さなかった.そこで,Baron-Cohenら(2001)のオリジナルのAQ50(50の質問項目)を基に,各下位尺度の確認的因子分析から貢献度の高い項目を5つずつ抽出して25の質問項目からなる簡易版のAQ25を作成した.AQ25は,データは正規分布に近く,クロンバックの信頼性係数(N=355,α=.78)も高く,再検査法での信頼性係数(N=15,r=.85)も高かった.Baron-Cohenら(2001)の英語版AQ50から,質問項目を半分にした中国語版AQ25は短い時間で効率良く健常者の自閉症スペクトラムを5つの下位尺度で測定することができ,現場の臨床的な使用に有効であろう.</p>
収録刊行物
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- 音声言語医学
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音声言語医学 60 (4), 314-324, 2019
日本音声言語医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564227324291200
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- NII論文ID
- 130007730657
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- ISSN
- 18843646
- 00302813
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可