遠位球部尿道狭窄症に対し口腔粘膜遊離グラフトを利用したdorsolateral onlay法による尿道形成術を施行した1例

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  • A CASE OF BULBAR URETHRAL STRICTURE SUCCESSFULLY TREATED WITH DORSOLATERAL ONLAY URETHROPLASTY USING A BUCCAL MUCOSA GRAFT

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説明

<p>症例は19歳男性.繰り返す尿閉を主訴に当院を受診した.尿道鏡と尿道造影では中部から遠位の球部尿道に約25mmにわたる狭窄を認めた.外傷や尿道カテーテル留置または経尿道的手術,性感染症などの既往や尿道狭窄症に対する治療歴はなく,特発性の尿道狭窄の診断で口腔粘膜を代用組織とした尿道形成術(dorsolateral onlay法)を施行した.術後,自覚症状ならびに尿流量測定検査でも改善を認めた.また,自己評価では勃起機能は保たれ,射精機能も改善を得た.近年,尿道狭窄症の治療において尿道形成術をより重視するようになってきている.本症例においてはdorsolateral onlay法を施行したが,本邦において,同術式を施行したとする報告はなく,若干の文献的考察を交えてここに報告する.</p>

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