河成段丘面の比高分布から推定される伏在断層の活動性

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タイトル別名
  • Estimation of activity of a blind fault using the spatial variation of the relative heights of fluvial terraces : An example of the Iwai river above the focal area of the 2008 Iwate-Miyagi Nairiku earthquake
  • 河成段丘面の比高分布から推定される伏在断層の活動性 : 2008年岩手・宮城内陸地震震源域直上の磐井川を例に
  • カセイ ダンキュウメン ノ ヒ コウブンプ カラ スイテイ サレル フクザイ ダンソウ ノ カツドウセイ : 2008ネン イワテ ・ ミヤギ ナイリク ジシン シンゲンイキ チョクジョウ ノ イワイガワ オ レイ ニ
  • —2008年岩手・宮城内陸地震震源域直上の磐井川を例に—

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抄録

<p>平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震(Mj7.2)の震源域直上の地表を横断する磐井川において,段丘面の対比・編年を再検討し,段丘面の性状や比高の計測方法を吟味した上で河成段丘面の比高分布を求めた.また,地震前後の航空レーザー測量結果から地震時の上下地殻変動を求めた.既報の反射法探査断面により推定された鮮新統の地質構造や,中~後期更新世の河成段丘面の比高分布は,地震時の地殻変動の累積で良く説明できた.このことから,河成段丘面の比高分布は,伏在断層の存在が示唆される地質構造が認められる地域において,その活動性の検討に有効な指標となると考えられる.</p>

収録刊行物

  • 第四紀研究

    第四紀研究 58 (5), 315-331, 2019-10-01

    日本第四紀学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (1)*注記

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