低周波領域の高架構造物音波低減工法 その1.付加振動体を用いた低減対策方法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Construction Method for Reducing Structure Borne Noise in Low-frequency Regions. Part 1. A Study of the Reduction Method Using an Additional Vibration Pair
  • テイシュウハ リョウイキ ノ コウカ コウゾウブツ オンパ テイゲン コウホウ(ソノ 1)フカ シンドウタイ オ モチイタ テイゲン タイサク ホウホウ ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

<p>本研究の目的は,高架橋の振動により発生する低周波領域の音波を低減させる工法を開発することである。本論では,構造物音波と逆位相の音波を放射するように高架橋の床版の振動を受動的に利用し付加振動体を振動させる工法を提案する。実際の対策工としては,橋梁の荷重増をなるべく小さくしたいが,付加振動体を軽量化すると低減効果が小さくなることが懸念される。提案した工法が,音圧を低減し得るのかを模型実験とFEM解析により確認を行っている。その結果,高架構造物の荷重増加率が少ない条件においても,低減の可能性が示唆される結果が確認された。この工法により音圧を低減できる範囲をFEM解析により示し,さらに低減効果を阻害する要因について考察する。</p>

収録刊行物

  • 騒音制御

    騒音制御 41 (1), 30-37, 2017-02-01

    公益社団法人 日本騒音制御工学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ