設計監理:ビル建設から学ぶ情報システム構築

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タイトル別名
  • Information System Design Management; Learn from Building construction

抄録

日本には1500 年弱の寿命を維持する寺社建築企業で金剛組というの がある.西暦 593 年には難波に四天王寺を完成させた 金剛組の宮大工の棟梁が建築も修復も差配するのである.その影響か ビルなどの建築物の建設会社には昔堅気の企業が多い.鹿島,清水,竹中,等.古いしきたりを伝習するこれら建築企業が 独特の経営管理体制を 維持しながら現代にまで継続発展している.そのような日本の建築会社が 世界に冠たるスカイツリーも建築した 超高層ビル建設には 設計監理という独特な管理方式があるという そこで その方式を真似て 複雑で巨大な情 報システム構築を成功させたいと考えた 構築物は すべから くそのライフサイクルが長い 安定した事業運営を 継続している日本の長寿建設会社に伝わる独特の工夫を 新しい情報システム構築に応用できるはずだ. SI 企業 は 経営安定度は低く,人材の効率活用面でも劣っている 又 システム構築上の技術開発や管理技術の適用は極 めて幼 稚である そのため 巨大な情報システム構築は軒並み 失敗し 結果として SI 企業の業績は不安定であり かつ尊敬される企業は少ない 日本の長寿企業を有する建築業界から好業績の秘訣を学び,進化的変革を達成しつ つ持続的経営を実現するためにも 設計監理という事業ノウ ハウを学びたいものである[ 1 ].

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564227328487168
  • NII論文ID
    130007737402
  • DOI
    10.19014/proceedingsissj.11.0_c13
  • ISSN
    24339318
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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