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- 五十嵐 彰
- 東北大学大学院文学研究科博士後期課程 日本学術振興会
書誌事項
- タイトル別名
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- Who Cheats?
- ダレ ガ 「 フリン 」 オ スル ノ カ
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説明
<p>配偶者とのみ性的関係をもつ,いわゆる「不倫」の禁止は現代の結婚制度の根幹を支える要素のひとつといえる.しかしながら,では誰が「不倫」をするのかを明らかにした日本の研究はほぼ見当たらない.本稿では日本における「不倫」行動の規定要因を機会および夫婦間関係のフレームワークを用いて検討した.分析結果から,労働時間や夫婦間関係の親密さ(会話頻度,セックスの頻度),子どもの数は「不倫」行動の発生に効果を与えないことが示された.男女ともに効果のある変数は学歴であり,高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる.男性のみに効果のある変数は収入および妻との収入差であった.男性は収入が上がれば,また妻の方が収入が高ければ「不倫」するようになるといえる.</p>
収録刊行物
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- 家族社会学研究
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家族社会学研究 30 (2), 185-196, 2018-10-31
日本家族社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564227333411200
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- NII論文ID
- 130007739725
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- NII書誌ID
- AN10092691
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- ISSN
- 18839290
- 0916328X
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- NDL書誌ID
- 029346087
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可