ベンゼン/トルエン/<i>p</i>-キシレン混合物の分離を対象とした改良型Petlyukプロセスの操作性

  • 山木 雄大
    (国研)産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門
  • 秋元 良祐
    山形大学大学院理工学研究科物質化学工学専攻
  • 高根 慧
    山形大学大学院理工学研究科物質化学工学専攻
  • 松田 圭悟
    山形大学大学院理工学研究科物質化学工学専攻 (国研)産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Operability of the Modified Petlyuk Process for Separation of Benzene, Toluene, and <i>p</i>-Xylene Ternary Mixture
  • Operability of the Modified Petlyuk Process for Separation of Benzene, Toluene, and p-Xylene Ternary Mixture

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抄録

<p>予備蒸留塔の塔底にリボイラを備えた改良型Petlyukプロセスは,主塔からの予備蒸留塔への蒸気供給が不要となり操作性が向上することが知られている。しかしながら,予備蒸留塔の塔底のリボイラ操作が操作範囲に及ぼす影響は明らかになっていない。本研究では,ベンゼン–トルエン–p-キシレンの分離を対象に,予備蒸留塔の塔底にリボイラを備えた改良型Petlyukプロセスの操作範囲を明らかにする。外乱を想定しフィード流量が異なる条件において,予備蒸留塔の缶出液とフィードの流量比が改良型Petlyukプロセスの分離特性に及ぼす影響を評価した。フィード流量と予備蒸留塔の缶出液とフィードの流量比に対して,製品規格を満たす範囲を等高線図として示すことで,操作範囲を明らかにした。操作範囲の検討結果に基づき,外乱としてフィード流量が変化した場合,缶出液とフィード流量比の調整のみで製品規格を満たせることを非定常シミュレーションにおいても検証した。</p>

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参考文献 (12)*注記

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