高温加熱による短鎖塩素化パラフィンの分解処理の検討

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タイトル別名
  • Examination for destruction characteristics of short-chain chlorinated paraffins by high temperature heating method

抄録

<p>2017年ジュネーブにて、ストックホルム条約(POPs条約)の第8回締約国会議が開催され、短鎖塩素化パラフィン(以下SCCPs)が同条約の附属書A(廃絶)に追加されることが決定し、SCCPsの製造・使用が禁止された。管状炉を用いた850℃でのSCCPs燃焼試験を行い、分解率を算出した。しかし、クリーンアップが適切でない点、SCCPs分析の定量下限値が高い点から、バーゼル条約の技術ガイドラインの定める分解率(99.999%)の検討が出来ない点等、分析における問題点が解消されないままであった。また、燃焼条件においても、燃焼試験で多量の未燃分が発生する点、設定温度でのSCCPs試料の滞留時間が制御できない点等、問題点があった。本研究では、設定温度での試料滞留時間が制御可能な炉を用いて燃焼条件の問題点を改善と、分析方法の改善で、バーゼル条約の技術ガイドラインの定める分解率を評価可能にした。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564227348007552
  • NII論文ID
    130007749003
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.30.0_479
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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