海底鉄マンガン酸化物中のバナジウムの吸着構造とそのホスト相や同位体分別との関係

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タイトル別名
  • Adsorption structure of vanadium in marine ferromanganese oxides its relation to host phase and isotope ratio of vanadium

抄録

<p>モリブデン(Mo)は、鉄マンガン酸化物への吸着に伴って大きな同位体分別を起こすが、その原因はマンガン酸化物への吸着に伴って四面体(Td)から歪んだ八面体(Oh)へ構造変化するためであることが、X線吸収微細構造(XAFS)法の解析から示唆されている。近年、我々はMoがマンガン酸化物への吸着に伴う大きな同位体分別を起こす要因として、適切なイオン半径とd0電子配置を持つことが重要であることを明らかにした(Tanaka et al., 2018)。バナジウム(V)(V)は、Mo(VI)と同様なイオン半径とd0電子配置を持つため、Moと同様な挙動をしていることが期待される。本研究では、高感度・高エネルギー分解能をもつ超伝導転移端センサー(TES)をXAFS法に適用して、VのKα線を検出することで得た蛍光XAFSスペクトルにより、海底鉄マンガン酸化物中のVの化学種および吸着構造を調べた。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564227348485888
  • NII論文ID
    130007749156
  • DOI
    10.14862/geochemproc.66.0_183
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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