屈折矯正術後の倒乱視化と裸眼視力
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- 広川 英一
- 晃友脳神経外科眼科
書誌事項
- タイトル別名
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- Uncorrected Visual Acuity in Postoperative Against-the-Rule Astigmatism
説明
<p>目的:術後の倒乱視化群と術後直乱視群の遠見裸眼視力を比較する。</p><p>方法:2008年に屈折矯正術を受け自動屈折計で術前に直乱視(軸=0±15°),かつ術後3カ月で乱視度が−1 diopter(D)の直乱視171眼と倒乱視(軸=90±15°)124眼の遠見裸眼対数視力(logMAR)を求め,両群の最良視力を比較した。</p><p>結果:直・倒乱視群は等価球面度がそれぞれ(−0.25±0.5D),(+0.25±0.5D)のとき,最良視力を示した。最良のlogMAR(平均,95%信頼区間,標本数)はそれぞれ直乱視(−0.152,−0.170~−0.133,106),倒乱視(−0.168,−0.190~−0.146,60)で統計的有意差はなく(p=0.294),臨床的差も無視できる。</p><p>結論:術後の直・倒乱視群間で最良到達遠見裸眼視力は同じである。直・倒乱視間で最良視力が得られる等価球面度は異なる。</p>
収録刊行物
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- 視覚の科学
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視覚の科学 32 (3), 59-66, 2011
日本眼光学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564227348991872
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- NII論文ID
- 130007750049
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- ISSN
- 21880522
- 09168273
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可