タゾバクタム/ピペラシリン・バンコマイシン併用群とメロペネム・バンコマイシン併用群の急性腎障害発症リスクの比較検討

  • 川村 ひとみ
    独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院薬剤部 独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院院内感染対策チーム
  • 坂本 拓也
    独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院薬剤部 独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院院内感染対策チーム
  • 斎藤 寿哉
    独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院中央検査部 独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院院内感染対策チーム
  • 諏訪 真知子
    独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院中央検査部 独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院院内感染対策チーム
  • 服部 万里子
    独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院中央検査部 独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院院内感染対策チーム
  • 熊澤 美紀子
    独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院看護部 独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院院内感染対策チーム
  • 遠藤 洋子
    独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院看護部 独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院院内感染対策チーム
  • 戸島 洋一
    独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院呼吸器内科 独立行政法人労働者健康安全機構東京労災病院院内感染対策チーム

書誌事項

タイトル別名
  • Risk of Acute Kidney Injury to Patients on Concomitant Tazobactam/piperacillin and Vancomycin Compared to Those on Meropenem and Vancomycin

この論文をさがす

説明

<p>タゾバクタム/ピペラシリン(TAZ/PIPC)とバンコマイシン(VCM)の併用療法が他の広域抗菌薬とVCMの併用療法と比べ,急性腎障害(AKI)を引き起こすことが海外で報告されている.そこで,AKI発症リスクについてメロペネム(MEPM)との併用療法と比較検討した.AKI発症率はTAZ/PIPC+VCM32.0%,MEPM+VCM 7.9%と有意な差を認めた.多変量解析ではAKI発症のリスク因子としてTAZ/PIPC使用のみ有意な因子(オッズ比6.77,95%CI:1.43-32.09)となった.TAZ/PIPC+VCM併用療法ではVCMトラフ値に関わらず腎機能を注意深く監視する必要がある.</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ