助産学生に対する視点を明確にした分娩見学の効果

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Delivery Observation with Clear Perspectives for Midwifery Students
  • ジョサン ガクセイ ニ タイスル シテン オ メイカク ニ シタ ブンベン ケンガク ノ コウカ

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説明

<p> 【目的】産婦の状況に応じた分娩介助を行うイメージを持たせることを意図した分娩見学を実施し、学生の認識内容を明らかにすることを目的とする。【方法】看護学基礎カリキュラムによって助産師教育を行う大学3校18名の学生に対し、通常の教育に加え、介入として、助産学実習前に、3点の視点を事前に提示した「意図的な分娩見学」を実施し、見学後レポートの記載内容を質的帰納的に分析した。【結果】≪産婦の状態に合わせた姿勢の工夫≫≪産婦に寄り添った声かけ≫≪有効な呼吸法・努責の説明≫≪児心音に応じた援助≫を実際に見て、それらを≪産婦の心理への働きかけ≫≪産婦の思いに合わせた援助≫≪胎児・新生児の健康状態の把握と安全の保持≫と意味づけ、≪産婦に寄り添う≫≪産婦との信頼関係の構築≫≪胎児の状態に合わせた適切な援助≫を実施できることの必要性を見出した。視点に沿った分娩見学により、実習前に自己の課題が明確になっていた。</p>

収録刊行物

  • 保健医療福祉科学

    保健医療福祉科学 3 (0), 57-62, 2014-03-31

    埼玉県立大学保健医療福祉科学学会

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