GISによる活用を想定した伐出コスト推定式の作成

DOI
  • 鹿又 秀聡
    (国研)森林機構 森林総合研究所林業経営・政策研究領域
  • 中島 徹
    東京大学大学院農学生命科学研究科
  • 岡 勝
    鹿児島大学農学部附属演習林

書誌事項

タイトル別名
  • Development of estimation formula for the logging cost assuming utilization by GIS

説明

<p>我が国は、戦後植林した人工林資源が成熟し収穫可能な段階に入った。近年、国産材需要も木質バイオマスや輸出等の増加に伴い、急速に高まっている。そのため、これまで間伐による素材生産が中心だった森林組合においても、より生産性の高い皆伐に移行する組合が増えている。組合への聞き取り調査では、皆伐に至らない場合も含め、森林所有者から立木見積もりの依頼をされるケースは年々増加しているが、人手不足から十分な対応ができていない、と言う意見も多い。これまでに筆者らは、計算機上で伐出コストや生産性、出材量等を予測するシステム(伐出見積もりシステム)の開発を行ってきた。しかしながら、予測に使用するデータの多くは現地調査に基づいたものであるため、時間と労力が必要であった。今回は、入力データを森林GISやリモートセンシング技術により得られるであろう情報(平均樹高、本数密度、材積、面積、搬出距離、労賃)による簡便な伐出(間伐、皆伐)コストの推定式の作成を行った結果について、報告する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564237988188800
  • NII論文ID
    130007376274
  • DOI
    10.11519/jfsc.129.0_68
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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