未利用森林バイオマスの破砕作業のコスト構造に関する日米比較

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タイトル別名
  • Cost structure of grinding unutilized forest biomass: A comparative study of Japan and the US

抄録

<p> 林業機械による素材生産コストのうち機械経費の計算には,長らく梅田・辻・井上(1982)による『標準功程表と立木評価』が用いられてきた。近年のいわゆる高性能林業機械による作業システムについては,全林協編(2001)『機械化のマネジメント』が参照されることが多くなっており,わが国における素材生産コスト算定の体系は,ある程度の水準で確立されたといえよう。一方,チップ生産を目的とした粉砕・破砕作業の機械経費に関しては,そのような確立された体系は存在せず,たとえばYoshioka et al.(2000)の粉砕・破砕機械の経費計算にあたっては,上飯坂・神﨑編(1990)『森林作業システム学』にも示されているFAO(1974)の簡易計算方式を援用している。国外の事例では,Miyata(1980)に基づく場合が多いようである。筆者らは,米国で未利用森林バイオマスの破砕作業を調査し,単位質量あたりのチップ生産コストを算出する機会を得たので,機械経費の計算方法と,破砕機械のほかに必要な補助機械など費用計算の詳細について,国内の同様の事例との比較を行った。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564237988742016
  • NII論文ID
    130007376496
  • DOI
    10.11519/jfsc.129.0_811
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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