2. カイコガにおける性フェロモンの特異的認識機構(<総説特集II>匂いが決める好き嫌い-2)

  • 櫻井 健志
    東京大学・先端科学技術研究センター・生命知能システム分野
  • 田渕 理史
    東京大学大学院・工学系研究科・先端学際工学専攻
  • 神崎 亮平
    東京大学・先端科学技術研究センター・生命知能システム分野:東京大学大学院・工学系研究科・先端学際工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • 2. Mechanisms underlying specific sex pheromone recognition in the silkmoth Bombyx mori
  • カイコガにおける性フェロモンの特異的認識機構
  • カイコガ ニ オケル セイ フェロモン ノ トクイテキ ニンシキ キコウ

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抄録

ガ類のオスは同種メスの放出する性フェロモンの匂いを手がかりに配偶相手を見つけ出す。性フェロモンを介した配偶システムは匂いを介した異性間交信の代表例であり、その成立には、オスが同種メスの性フェロモンに高選択的にフェロモン源定位行動を起こすことが必要である。本稿では、性フェロモン研究のモデルであり、遺伝子組換え技術の確立しているカイコガ(Bombyx mori)を対象とした、オス蛾の性フェロモン選択性を決定する機構に関するわれわれの最近の研究成果について紹介する。

収録刊行物

参考文献 (22)*注記

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