アウトカムを見据えた下肢血行再建選択

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  • Selecting revascularization procedures for patients with peripheral arterial disease- Importance of outcome prediction -

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説明

重症下肢虚血は, 下肢予後や生命予後の点において, 非常に予後不良の患者群から救肢によって予後良好に経過する患者群まで幅広く, 予後の面でも多様性に富んでいる. したがって, 治療方針を決定する入り口において, どこに治療のゴールを設定するかがきわめて重要であり, 再建血行の質やdurabilityが設定するゴールに見合ったものであるかを確認してから治療に入るべきである. さらに, 初期治療を行ったあとも再評価が重要であり, 深部感染が隠れていないか, 再建血行が再狭窄していないか, 小切断後の足形状からどのような変形が予測されるかなどの情報から治療ゴールの修正を行う必要がある. こうした観点をもって術前評価を行い, 足の状態(WIfI分類), 血管病変の状態, 全身状態, 下肢機能や認知機能の4因子をしっかりと評価して, 血管内治療か外科的血行再建か, あるいはprimary amputationかを選択する必要がある.

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