書誌事項
- タイトル別名
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- Road Infrastructure Maintenance Cost Reduction Through Compacting Urban Areas
- トシ ノ コンパクトカ ニ ヨル ドウロ イジ カンリ ヒヨウ サクゲン ニ カンスル ケンキュウ
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抄録
我が国では、拡散した都市構造に対し、ローコスト・省エネルギーなどの観点から都市の「コンパクト化」が議論されている。一方で、我が国の総人口は2005年を頂点に減少傾向を示すに至っている。人口増から減へと転換する現在、コンパクトな都市を目指すため人口分布について将来的な視点から検討する必要がある。本研究では都市のコンパクト化を人口密度の高度化として捉え、まず、日本全国を対象として、3次メッシュ単位での将来人口推計を試み、メッシュ単位での将来人口推計の可能性を実証的に検証した。そして、将来的な視点から我が国の人口分布に関する概観を把握した。都市全体の人口減少に伴い、人口の拡散した地域における人口が減少しているために、将来的に、低密度の地域が広がっていくものと考えられる。さらに、将来推計結果、および都市のコンパクト化を図るケースの推計結果から、都市のコンパクト化による道路の雪寒費、および維持管理費用の削減効果について検討した。その結果、最大で690億円程度、トレンドと比較して、最大で620億円程度年間維持管理費用が削減されることがわかった。
収録刊行物
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- 都市計画論文集
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都市計画論文集 41.3 (0), 845-850, 2006-10-25
公益社団法人 日本都市計画学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564237991707392
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- NII論文ID
- 130007411507
- 10018316288
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- NII書誌ID
- AN10276504
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- ISSN
- 21850593
- 09160647
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- NDL書誌ID
- 8578255
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可