小特集 乾燥地農学分科会講演会

DOI
  • 石川 祐一
    公立大学法人秋田県立大学生物資源科学部自然生態管理学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Annual symposium by commission of agriculture development for arid lands (CADAL)

抄録

本稿は,日本沙漠学会乾燥地農学分科会主催・一般社団法人日本ジビエ振興協会後援により,「ドローン・ロボットを用いた牧畜への新展開:熊対策からジビエまで,そして沙漠・草原へ」と題して行われた講演会の講演内容をまとめたものである.本講演会は2017年11月7日(火)に東京大学中島薫一郎記念ホールで行われた.講演会のプログラムは以下の通りである.13:00-13:05 開会の辞 吉川賢(日本沙漠学会会長) 13:05-13:50 ドローンを利用した放牧地の管理とその応用に向けた課題 (独) 国際農林水産業研究センター研究員・川村健介 13:50-14:35 小型UAV空撮・三次元化技術を用いた農村ランドスケープの復元 農研機構農村工学研究部門主任研究員・栗田英治 14:45-15:30 動物型ロボットの対動物アバターとしての可能性 ~人類と動物の間に立てるか,特にクマとの間に 秋田県立大学准教授・齋藤 敬 15:30-16:15 ジビエの現在と将来… 麻布大学名誉教授・押田敏雄 16:25-17:25 全体討論 モデレーター:石川祐一(分科会会長) 17:25-17:30 閉会の辞 石川祐一 地方における農業就労者の高齢化や減少に伴い,耕作放棄地が拡大している.耕作放棄地の拡大に伴い,クマやシカをはじめとする野生獣の被害が年々顕在化しており,超高齢化社会における危機の一つとして挙げられている.その解決法の一つとして捕獲された野生獣を地元で消費するジビエが近年注目を集めている.一方,ドローンをはじめとする小型無人航空機(UAV)が急速に普及し,多様な利用法が展開されている.ニュージーランドでは牧羊犬に代わり小型UAVを用いて羊を管理している例がある.日本国内でも砂丘地や放牧地の管理そして害獣対策に小型UAVを利用した研究がなされている.このような背景から講演会では4人の講師にご講演いただいた.聴講者はこれらの最新・在来技術に関係及び関心をもつ大学,公的機関,コンサルタント,資材会社,建設会社など多岐にわたった25名であり,様々な分野の第一線で活躍されている演者からの講演テーマ及び内容は好評であった.

収録刊行物

  • 沙漠研究

    沙漠研究 28 (1), 17-18, 2018

    日本沙漠学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564237992001024
  • NII論文ID
    130007410490
  • DOI
    10.14976/jals.28.1_17
  • ISSN
    21891761
    09176985
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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