第21回 山形市郷土館(旧済生館本館)

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  • 池田 幸弘
    武田薬品工業(株)ファーマシューティカル・サイエンスアナリティカル・デベロップメント

説明

山形市郷土館は,山形城の城跡を整備した霞城公園に建てられている.山形城は,延文元年(1356年)に羽州探題として山形に入部した斯波兼頼(最上家初代)が築城したのが始まりと伝えられ,歴史のある城の部類に入ると言えそうである.城主が最上義光(1546〜1614年)のとき,この地でもう1つの関ヶ原合戦と呼ばれる「長谷堂合戦」(1600年)が繰り広げられた.上杉家の直江兼続らが本城に攻め込んできた際,10日間にわたって城に霞がかかり,城郭が全く見えなかったことから,別名の「霞ヶ城」の名が付けられたという.その間に石田軍敗走の報が届き,この東北での戦いは終結した.

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 54 (7), 704-705, 2018

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564237993130240
  • NII論文ID
    130007386934
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.54.7_704
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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