<b>溶融塩と水の接触による蒸気爆発</b><b>における表面張力の影響</b>
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- 小木曾 千秋
- 横浜国立大学工学部
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説明
<p><tt>スメルトが水と接触することにより生ずる爆発,スメルト-水爆発は蒸気爆発の1つである.この種の蒸気爆発の機構において,微細化は重要な問題である.この微細化に及ぼす因子の中で,スメルトの表面張力は主要なものであると考えられる.本研究は,種々の組成の溶融塩を用いて,その表面張力と蒸気爆発の関係を明らかにしたものである.すなわち,炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,硫酸ナトリウムの単純塩は表面張力が大きいが,これらの溶融塩に塩化ナトリウムや塩化カリウムが加わると,表面張力が急激に減少する.表面張力の大きな溶融塩は,微細化が起こりにくいために,蒸気爆発を生じないが,表面張力の小さな溶融塩は微細化が起こるために,蒸気爆発を生ずる.さらに,表面張力の値によっても微細化</tt><tt>のプロセスが異なることがわかった. </tt></p>
収録刊行物
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- 安全工学
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安全工学 14 (3), 137-142, 1975-06-15
安全工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564237994410880
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- NII論文ID
- 130007413190
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- ISSN
- 24240656
- 05704480
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可