書誌事項
- タイトル別名
-
- <i>Yaru</i> in Yao Dialect, Osaka: A Marker to Indicate the Relationship of Three Persons
- 大阪府八尾市方言の素材待遇形式ヤルの機能 ──三者の関係を表すマーカー──
- 大阪府八尾市方言の素材待遇形式ヤルの機能 : 三者の関係を表すマーカー
- オオサカフ ヤオシ ホウゲン ノ ソザイ タイグウ ケイシキ ヤル ノ キノウ : サンシャ ノ カンケイ オ アラワス マーカー
- ──三者の関係を表すマーカー──
この論文をさがす
抄録
<p>大阪府を中心とする近畿方言には,「親愛の情を表す」とされるヤルという素材待遇形式がある。本稿では,待遇表現が話し手による関係把握の表現であるという立場に立ち,大阪府八尾市方言話者のデータをもとに,ヤルの〈機能〉を明らかにした。すなわち,ヤルは,話題の人物が話し手と〈ウチ〉の関係にあり,聞き手もまたその〈ウチ〉の関係にあるという話し手の認識を表す。このような,素材に言及することで聞き手との〈ウチ〉の関係を示すヤルの〈機能〉は,ハルをはじめ,対象を遠隔化する〈機能〉のみを持つ日本語の敬語の中において注目に値する。</p>
収録刊行物
-
- 日本語の研究
-
日本語の研究 14 (1), 1-17, 2018-01-01
日本語学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390564237995123328
-
- NII論文ID
- 130007387412
-
- NII書誌ID
- AA11998386
-
- ISSN
- 21895732
- 13495119
-
- NDL書誌ID
- 028764843
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可