特別養護老人ホーム入所待機者の実態に関する調査

書誌事項

タイトル別名
  • Results of a Survey Based on People Waiting for Admission to Special Nursing Homes
  • 調査報告 特別養護老人ホーム入所待機者の実態に関する調査
  • チョウサ ホウコク トクベツ ヨウゴ ロウジン ホーム ニュウショ タイキシャ ノ ジッタイ ニ カンスル チョウサ

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説明

特別養護老人ホーム入所待機者(以下,待機者)の状況や在宅介護継続に必要な条件等を明らかにするため調査を行った.対象は,33居宅介護支援事業者を利用していた看で,2種類の調査((1)担当ケアマネジャーを通じ家族介護者に記入を依頼した介護者調査,(2)担当ケアマネジャーが記入したケアマネジャー調査)を依頼した.回収数は介護者調査384,ケアマネ調査462であった.(1)介護者の29.1%にうつ状態がみられ,虐待等の「不適切な介護」が34.5%,(2)介護者とケアマネジャーともに「1年以内に入所が必要」とした者が約6割,(3)在宅期間の延長にはショートステイの整備が有効とする介護者が64.3%いた一方で,在宅サービスを拡充しても在宅期間を延ばせないとした者が45.9%みられた.待機者・介護者の状況は厳しく,従来の報告より早急に入所が必要と思われる者は多い.ショートステイ等在宅サービスとともにある程度施設の拡充も必要と思われた.

収録刊行物

  • 社会福祉学

    社会福祉学 47 (1), 59-70, 2006-05-31

    一般社団法人 日本社会福祉学会

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