Comparison of silhouette between sewing clothing and 3D wearing simulation system

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  • 3D着装シミュレーションによるシルエットの再現性

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目的 近年、3D着装シミュレーションシステムの開発が進んでおり、今後さらに普及することが予想される。しかし、実際に製作された作品と3D着装シミュレーション上の作品のシルエットの比較についてはあまり議論されていない。本研究では、同一パターンを用いて3D上での着装シミュレーション作品と実際に縫製した作品を比較することでシルエット、素材感の再現性について検証することを目的とする。<br>方法 5種類の生地(シーチング、ジョーゼット、タフタ、デニム、フラノ)を使用して実際にフレアスカートを作成し、三次元計測装置でシルエットを計測した。次に、使用した生地の特性(重さ、厚さ、引張り、曲げ特性)を布目別に測定し、そのデータをパソコンに取り入れた。実物製作と同様のパターンを使用し、3D着装シミュレーションシステムを用いて3D上でフレアスカートの着装を行い、両者のシルエットを比較検討した。<br>結果 フレアスカートのシルエットを検討した結果、比較的かたく、ハリのある生地においては、フレアのノード数に多少の違いがあったものの、フレアの広がり等のシルエットに大きな違いは見られなかった。柔らかい生地であるジョーゼットにおいては、3D上で柔らかい素材感は表現されていたが、フレアの広がりに実物との違いがみられた。

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  • CRID
    1390564237999630208
  • NII Article ID
    130007420582
  • DOI
    10.11428/kasei.70.0_230
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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