乳幼児肌着に関する意識調査

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タイトル別名
  • Awareness survey on infant underwear

抄録

【目的】乳幼児は成人と比較して肌が敏感であり、皮膚に直接接触する肌着の選択については特に慎重になる必要がある。そこで、乳幼児の保護者を対象に、子どもの肌トラブルの実態も含め肌着購入にあたっての意識調査を行った1)。本研究では前報1)で言及できなかった点について報告する。<br>【方法】対象者は幼稚園1ヶ所、保育園4ヶ所及びスキンケアメーカー主催のイベント参加の乳幼児を持つ保護者248名とし、子どもの肌トラブルや肌着選択の際に重視する点などについてのアンケート調査を実施した。<br>【結果】子どもの肌トラブルを経験している保護者は1歳未満の乳児期では全体の2割未満、1歳以上の幼児期では7割以上であるが、肌育を取り入れている保育園では他の集団と比較して「現在肌トラブルがある」という回答の割合が小さかった。原因となる衣服の部位としては「襟ぐり部分のタグ」「生地や縫目との摩擦」「ゴムによる締め付け」などが上位に見られ、複数の原因を挙げている人も多く、乳幼児の肌着については多角的な配慮が必要といえる。また、子どもの肌着の選択時に重視する項目としては、所属集団にかかわらず「素材」「肌触り」「動きやすさ」が挙げられ、「素材」の中でも特に綿100%へのこだわりが強く、化学繊維への抵抗感が伺えた。<br>1)松梨,谷,奥脇他:乳幼児肌着とその縫い目に関する意識調査,日本繊維製品消費科学会年次大会要旨集,p.109(2017)

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238001202048
  • NII論文ID
    130007420946
  • DOI
    10.11428/kasei.70.0_216
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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