Latest Concept in Treatment of Pressure Ulcers and Rehabilitation

  • Ohura Takehiko
    President of Pressure Ulcer & Wound Healing Research Center (Kojin kai), Secretary General of Japanese Society of Pressure Ulcers

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  • 最近の褥瘡に対する考え方とリハビリテーション

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褥瘡とリハビリテーションの関係はこれ迄取り上げられたことがなかった。しかし最近の褥瘡の研究の進歩の結果, 褥瘡とリハビリテーションとの関係の深さが判明し, 大きな課題となってきている。特に日本人の褥瘡危険要因として, 自立体位変換能力の低下, 病的骨突出, 関節拘縮, 浮腫が検出され, リハビリテーションとの関係の深さを密にすべきという要望が浮上してきている(表1, 図1)。本稿では最新の褥瘡の考え方について言及すると共にこの点について述べる。褥瘡に対する最新の考え方 1. 圧×時間だけではない褥瘡の原因 (図2)今日まで褥瘡の原因は「圧迫×時問」といわれていたが, 現在は「応力(圧縮応力, せん断応力, 引っ張り応力)×時間×頻度」とされている。生体内の力は応力として表されるが, 人体にかかる外力は引っ張り応力, 圧縮応力, せん断応力(ずれ力)の3つの応力となり, これらが複雑に複合して組織内の血流不全状態を引き起こし, 結果的に褥瘡を発症させる。2. ずれ力と褥瘡 ずれ力と圧を同時に測定できる測定器(プレディア((株)モルテン)が開発され, 世界で初めてずれ力と褥瘡の新しい関係が解明されてきている(図3)。

Journal

  • Physical Therapy Japan

    Physical Therapy Japan 32 (4), 294-298, 2005-06-20

    Japanese Society of Physical Therapy

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