短時間連続血圧波形のパワースペクトル解析を用いた長時間血圧変動性の予測
書誌事項
- タイトル別名
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- Power spectral analysis of short term blood pressure predicts daily variation of blood pressure
抄録
<p>目的:血圧変動は心血管病の重要な予後規定因子であるが、その同定には24時間血圧計(ABPM)による血圧測定が必要であり、臨床応用に限界がある。動脈圧反射機能は血圧変動の重要な決定因子であることから、我々は動脈圧反射が有効に作用する周波数帯(0.01 Hz-0.1 Hz)における連続動脈圧波形のパワースペクトル密度関数(PSD)の変化率(dPSD)を指標として長時間血圧変動を予測した。</p><p>方法:外科的に動脈圧反射機能を層別化したラット(N=15)の連続動脈圧波形をテレメトリーシステムにより12時間計測し、平均動脈圧の12時間標準偏差(SD12H)を算出した。次に12時間波形から推定したPSDを比較対象とし、取得データ中央5、15、30、60、120分の短時間データから推定したPSDと比較した。PSD推定にはWelchのピリオドグラムを用い、移動平均により平滑化した。また、短時間波形から推定したdPSDとSD12Hとの関連を検証した。</p><p>結果:30分以上の連続動脈圧波形より算出したPSDは12時間波形より求めたPSDを精度よく再現した(30分:R2=0.81±0.07)。また、30分の連続動脈圧波形より算出したdPSDはSD12Hを精度よく予測した(R2=0.79)。</p><p>結論:30分連続動脈圧波形からdPSDを算出することにより長時間血圧変動が予測可能となる。</p>
収録刊行物
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- 生体医工学
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生体医工学 Annual56 (Abstract), S342-S342, 2018
公益社団法人 日本生体医工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238023491200
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- NII論文ID
- 130007483960
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- ISSN
- 18814379
- 1347443X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可