書誌事項
- タイトル別名
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- INNOVATION OF SENSOR MONITARING TECHNIQUE FOR ADVANCED INSPECTION AND DIAGNOSIS OF PIERS
- サンバシ ノ テンケン シンダン ノ コウドカ ノ タメ ノ センサモニタリング ギジュツ ノ ドウニュウ
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抄録
本稿では,桟橋に対する点検診断の補助ツールとして導入を試行しているセンサモニタリングの開発状況について報告する.桟橋は複数の鋼およびコンクリート部材で構成されるが,著者らはインターネット技術を利用してこれら部材の劣化進行の把握および評価に必要な各種センサの継続的な計測情報と専門技術者の状況判断を港湾管理者に提供する支援システムを開発した.また,実桟橋または実海洋環境に暴露した供試体において長期的なセンサモニタリングを実施し,支援システムの有効性を検討した.その結果,劣化の早期発見においてセンサモニタリングは有効であるが,センサ情報には気温変動等の影響が含まれるため,センサ情報を正しく理解するにはセンサの特徴や構造物の変状に熟知した専門技術者の関与が重要であることを確認した.さらに,港湾管理者や専門技術者がセンサ情報を一元管理できる本支援システムの利用は,桟橋の予防保全型の維持管理の遂行に有効なツールになり得る可能性を示した.
収録刊行物
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- 土木学会論文集B3(海洋開発)
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土木学会論文集B3(海洋開発) 74 (2), I_13-I_18, 2018
公益社団法人 土木学会