励起と検出が異なる種類の信号伝送により行われるパッシブテレメトリ

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タイトル別名
  • Passive Telemetry using Different Type of Signal Transmission for Excitation and Detection

説明

<p>体腔内で得た生体情報を体外にて受信せんとする場合、計測現場との間の非接触的な伝送また給電や励起が本質的課題となる。現場の装置の究極的な簡素化、小型化、無給電化、長寿命化には、装置をパッシブテレメトリ系とし、現場には能動素子を含む電子回路システムを置かないという方式が、大きな制約を持ちつつも本質的な解決策であり得る事は公知の如くである。著者らは体腔内における静圧および音響信号のテレメトリのため封じ切りカプセル内に1次電池、2次電池、体液を用いた現場発電、電磁結合や光照射による動作電力の給電などを採用する事を検討し、また試みて来た。また完全にパッシブな往復電磁結合による計測原理も試みた。が、いずれも一長一短があり臨床応用に向けたシステム設計の着手には至っていない。本研究においては現場の装置をパッシブとして励起(電力の給電ではない)を光パルスまたは超音波パルスで行い、応答の受信を電磁結合で行うという方式を試み、他の方式にはない特徴あるシステム設計の可能性および知見を得たので報告する。すなわち、励起と応答の受信とはエネルギー伝達方式が異なるので、送受分離の問題は発生しない。この方式によりパッシブ体腔内圧センサを構成し、モデル実験による検証を行い、実用化への見通しを得た。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual56 (Abstract), S91-S91, 2018

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238023953408
  • NII論文ID
    130007484004
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual56.s91
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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