警察大学校における取調べ研修の効果—獲得情報量と発問技術について—

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of training in investigative interview in National Police Academy, Japan: Examination of amounts of correct information and questioning skills
  • 警察大学校における取調べ研修の効果 : 獲得情報量と発問技術について
  • ケイサツ ダイガッコウ ニ オケル トリシラベ ケンシュウ ノ コウカ : カクトク ジョウホウリョウ ト ハツモン ギジュツ ニ ツイテ

この論文をさがす

抄録

<p>取調べ技術総合研究・研修センターは,警察大学校内にある研修所の一つである。同センターでは,都道府県警察本部所属の警察幹部であり,自県の第一線の警察官に対する研修を行う立場にある警察官に対して,捜査面接に関する研修を行っている。センターでは捜査面接に関する心理学的知見,特に,欧米諸国で開発され利用されている「認知面接」や「PEACEモデル」を含んでいる教科書を利用して警察官を教えている。この研究は上記の研修効果を検証することを目的としている。45名の研修生(警察官)がこの研究に参加した。彼らは研修前後で模擬犯罪映像を見た模擬目撃者を面接した。その結果,彼らは研修後にはより多くの情報を模擬目撃者から獲得し,オープン質問をより使う傾向が見られた。この結果は,新しい研修の効果を実証したと言える。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ