日本産担子菌きのこ8 種の培養菌糸の発光強度

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タイトル別名
  • Luminescent intensity of cultured mycelia of eight basidiomycetous fungi from Japan

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説明

本邦産8 種の菌類菌糸体の発光強度を,培養日数と測定温度を変え,複数の菌株を用いて測定した.発光最大強度はエナシラッシタケで示され,次いでスズメタケ,ナラタケ,ツキヨタケ,シロヒカリタケ,ヤコウタケ,アミヒカリタケ,ナラタケモドキの順であった.同一種の中で5 菌株以上を試験した結果,スズメタケ,ツキヨタケ,シロヒカリタケで菌株ごとの強度に有意差がみられた.培養7 日間の方で強度が高かったものは,シロヒカリタケ全菌株であり,逆にヤコウタケとアミヒカリタケでは14 日培養の方が高かった.測定温度15℃よりも25℃の方で強度が高かったものは,スズメタケとアミヒカリタケのそれぞれ1 菌株,ツキヨタケの4 菌株であった.スズメタケ,ヤコウタケ,シロヒカリタケのそれぞれ1 菌株では25℃の方が低かった.4 種の8 菌株で発光最大強度は520 nm であった.ナラタケ1 菌株の16 時間測定では強度は徐々に低下した.

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